異常な暑さ
暑くなると熱中症という言葉をよく耳にします。昔は日射病と呼ばれていました。日射病は外で直射日光を浴びている人がかかりやすく、日陰で涼んだり冷やしたりすることで回復しましたが、熱中症は日陰や家の中にいても発症する恐れがあります。
熱中症の主な対策として、①水分補給②室温調整が重要です。
特に高齢者の方は、汗をかきにくい、のどの渇きを感じにくい、暑さを感じにくいなど、感じることが鈍くなってきてるので特に注意が必要です。
汗をかきにくくても、体の水分は皮膚表面から蒸発していきますので、こまめな水分補給が必要です。のどが渇いていなくても定期的に補給してください。水分は、コーヒーや緑茶などカフェインの入ったものは脱水作用が働くのでかえって体外に出ていってしまいます。水か麦茶などノンカフェインのお茶が望ましいです。お茶を飲む方は梅干しなど塩分も摂取してください。
水分補給と塩分を一度に補給するには、砂糖・塩が入ったスポーツドリンクがおすすめです。スポーツドリンクが甘い、苦手な人は少し薄めて飲んでも良いと思います。水に砂糖、塩、レモンなどを加えて自己流に作るのも良いかも知れませんね。 ②室温対策
この異常気象時は、夜間も室温が下がらなくてエアコンをつけたまま就寝される方も多いのではないでしょうか?冷風が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、35度近くにもなると扇風機だけでは熱風が回るだけなのでエアコンで一度室温を下げましょう。28度くらいが適温といわれていますが、部屋の広さや人数によっても変わります。だいたい26度~28度くらいが目安でしょうか。
夜も気温が下がらず蒸し暑いので、この夏は特に寝るときもエアコンは必須ですね。
エアコンをつけたままにすると、途中暑さで目覚めることもなく快適に眠れるのですが、ふくらはぎや足全体のだるさ、腰の痛みなどが気になります。
実際に、暑くなってからマッサージに来られる方の中で足の冷えやだるさ、むくみなど、足の不調を訴えられる方が増えてきています。夜にふくらはぎがつるという方も増えてきています。これらの足のトラブルに関しましては、運動が効果的です。
ウオーキングやランニングなど、効果的な運動はいろいろありますが、ふくらはぎの対策としては、ふくらはぎの運動(かかとを浮かして下ろす運動)が有効です。これは、「かかと落とし」運動と言われ、一般的には立って行います。バランスを崩して後方に倒れてしまわないよう念のため椅子の背もたれや家具などを持ち、体を安定させて行ってください。1日10回×3セットを目標に行ってみてください。
冷房の入っている部屋にいると出入りが少なくなったり体を動かすことが少なくなりがちです。このかかと落とし運動を行ったり、こまめに立ったり肩を回したり、スクワット運動などをして体を動かしましょう。高齢の方や、最近あまり歩いてない、足腰に自信のない方は、椅子に座って行ってみてください。デスクワークの合間に、食事しながら、など何かをしながらの方が長続きするかも知れません。
また、シャワーで済ませるのではなく、半身浴で下半身を温めて全身の血行を良くすることもオススメです。
入浴中にご自身でマッサージするのも更にGood!長めに入浴する際は、水分を持ち込んで補給してください。
入浴もかったるい、自分でマッサージするのも億劫な方には・・・
らくだはうすでは、足のむくみ対策コースがございます。また、ふくらはぎを含めた全身のマッサージをお受けになることで、血行がよくなり足のだるさ改善にもつながります。どうぞお試し下さい。
2021年07月19日 09:22