頭痛の原因
なぜ頭痛が起きるのか?実は頭痛には様々な種類があります。コメカミ付近がズキンズキンと痛む片頭痛、頭が割れるような激しい頭痛など。(この場合は迷わず救急車を呼んでください)この中でも特に日本人に多く起こりやすい片頭痛と緊張型頭痛についてご紹介していきたいと思います。
頭痛もいろいろ
頭痛の種類はいくつかありますが、特に多いのは
片頭痛と
緊張型頭痛です。ふだんから頭痛がある人の中には、「私、片頭痛持ちなので・・」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、状況や症状をお聞きしていくと
緊張型頭痛にあてはまる方もまあまあいらっしゃいます。慢性の頭痛=片頭痛という認識が少なからずあるようです。
状況や症状をお聞きしながら頭痛の種類を判断するのですが、なぜ二つの頭痛の種類を判別しなければならないかというと、
施術すると悪化する頭痛があるからなのです。緊張型頭痛の場合は、首・肩のコリからなので、指圧やマッサージで頭痛は改善しますが、片頭痛の場合は、血行をよくすること自体が頭痛をひどくしてしまうので施術できないのです。
また頭痛には、命にかかわる脳腫瘍・くも膜下出血・脳梗塞・脳出血などの恐い病気が引き起こすものがあります。
これまでに経験したことのないような強い痛み、ハンマーで叩かれたような痛みや嘔吐、発熱を伴う頭痛などは早急に医師の診察が必要です。
片頭痛(偏頭痛とも表記されることがありますが、どちらも同じ)
- ズキンズキンと脈拍の拍動に合わせてコメカミ辺りが痛む
- 吐き気がすることがある
- 痛みは強いが一時的で、毎日ずっと続くことはない
- 血管拡張型
片頭痛は血行が良くなると痛みが増すので、入浴で体を温めたり、マッサージは全身の血行を良くすることはNGです。
緊張型頭痛
- 首から肩、頭がしめつけられるような鈍痛
- パソコンやスマホをよく使う
- デスクワークなど動きの少ない人がなりやすい
- 精神的ストレスを抱えている人が多い
- 普段から肩こりの人が多い
- 痛みが全くなくなることはなく毎日続く
- 片頭痛のようにズキンズキンとした痛みではない
指圧・マッサージ治療が最も有効なのが緊張型頭痛です。
入浴やストレッチ、湿布を貼ることで一時的に痛みが感じなくなるかも知れません。しかしパソコン作業など同じ姿勢をとり続けることで首や肩のコリから頭痛が起こりやすくなります。首のコリや肩コリを感じたら、お早めに指圧・マッサージをお受けになることをオススメします。
緊張型頭痛の方は1~2回の治療で改善する方がほとんどです。また、痛みがなくても定期的にお受けになることで頭痛の予防にもなります。