梅雨入り
今年の梅雨入りは早そうだと言われていましたが、今日ようやく関東の梅雨入り発表がありました。梅雨時は、毎日蒸し暑くて不快、体がだるくスッキリしない、体調を崩しやすい時期でもあります。
湿度が高く、温度差も激しいことから、自律神経が乱れやすくなるので、普段以上に入念な体調管理が大切です。この時期に多いのは頭痛、肩こり、腰痛、手足がだるい・むくむ、全身のだるさ、疲れが取れないなどの症状です。更にコロナの関係で在宅勤務や外出自粛による運動不足も重なり、この時期の体調不良が、梅雨明け後の夏バテの原因になることも十分考えられます。では、どういった対策が必要でしょうか?
特に大切なのは、以下の3つです。
①水分の補給
からだの水分は、便や尿として排出されたり、汗で全身の皮膚から蒸発して失われます。喉が乾かなかったり、水分が欲しいと思わなくても、水筒やペットボトルを持ち歩き、定期的に水分補給しましょう。一回に大量に飲むのではなく、少しずつ何回かに分けて補給してください。特に高齢の方は、喉の渇きを感じにくく脱水⇒熱中症になるケースが増えていますので、ご注意ください。
②汗を出す
水分補給も大事ですが、汗をかく(出す)ことも大切です。運動やストレッチ、入浴で汗を出しましょう。特に冷房の中で過ごすことの多い人は手足の血行が悪くなり、皮膚にある汗腺の機能も低下するため汗が出にくくなります。汗が出にくくなると体に熱がこもり、より暑く感じられ更に室温を下げたくなる、といった悪循環に陥りがちです。また、体内の毒素が排出されづらくなり、疲れが取れにくくなります。入浴で汗を出すことにより、汗腺の働きが正常になり、気分的にもスッキリします。他には、汗を出すことで皮膚の雑菌を洗い流してくれるので、汗のニオイを軽減するといった効果もあります。
③冷やしすぎない
蒸し暑いこの時期は、冷たい飲み物や食べ物が欲しくなります。冷房や除湿(ドライ)も、ある程度は必要だと思います。ですが、冷やしすぎは体にとって『毒』となります。エアコンの効いている部屋では、薄着ではなく、羽織るものや長めの靴下があるといいでしょう。そしてエアコンの冷風が体に直接あたらないようにしましょう。特にふくらはぎ、足首周りは冷やさないようにしてください。
他にも、十分な睡眠、バランスの良い食事、短時間でも太陽が出ているときは日光を浴びることなどが挙げられます。もちろん、全身のマッサージや指圧も有効です。上手に体調管理・体温調節をして、梅雨を乗り切りましょう!
2021年06月14日 15:12